NY株48ドル安 年内利上げ警戒感強まり
21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は主な企業の決算内容がよかった一方で、利上げが年内になるという警戒感が強まっていることもあってダウ平均株価は48ドルほど下がった。
21日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日比48ドル50セント安の1万7168ドル61セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は、40.86ポイント安の4840.12となった。
21日午前中はゼネラル・モーターズやボーイングなどの主な企業が発表した7月から9月期の決算が市場の予想を上回るよい内容だった。このため買い注文が相次いでダウ平均株価も上昇傾向にあった。しかし、現在の株価の水準が一時期落ち込んだ時に比べて戻ってきていることから上値は抑えられている。これに加えて焦点となっている利上げの時期が年内になるという見方が強まっていることもあり、この日は結局、警戒感による売り注文が増えた形になった。