NY株5ドル安 終値1万7745ドル
30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は企業の思わしくない決算発表を受けてダウ平均株価は朝方大幅に値を下げたものの徐々に回復し前日よりもわずかに下落して取引を終えた。
30日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比5ドル41セント安い1万7745ドル98セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は17.05ポイント高い5128.78だった。
アメリカでは企業の4月から6月期の決算発表が続いている。この日は日用品大手P&Gが去年の同じ時期に比べ80%の減益を発表すると売り注文が相次ぎ大幅に値を下げた。しかし午後にかけて半導体関連などハイテク株に買い注文が入り徐々に相場を押し戻した。
また4月から6月期のGDP(=国内総生産)が年率換算で2.3%の増加となり1月-3月期からの回復を示した。しかし市場関係者によると「市場予想を下回っており利上げの時期を判断する材料にならず、株価への影響は限定的」だったという。