NYダウ 低調な企業決算で181ドル安
21日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は低調な企業決算に失望した売り注文が相次ぎ、前日よりも180ドル以上値を下げて取引を終えた。
アメリカでは企業の4月から6月期の決算発表が本格化している。21日はコンピューター関連大手のIBMや機械、航空関連のユナイテッド・テクノロジーズが減収減益となったことから売り注文が相次いだ。ダウ平均株価の下げ幅は一時、230ドル以上に広がった。市場関係者によると、主要企業の業績への警戒感や、この後控えているアップルやマイクロソフトなど、ハイテク関連企業の決算発表を見極めようと買いを控える動きもあったという。
結局、21日のダウ平均株価は、前日比181ドル12セント安の1万7919ドル29セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は10.74ポイント下げ、5208.12だった。