NY株469ドル安 中国と米経済懸念で
1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、中国の景気減速への不透明感が広がる中、アメリカの製造業の指標の悪化で売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は470ドル近く大幅に値を下げた。
1日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前の日の終値より469ドル68セント値を下げ1万6058ドル35セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は140.40ポイント安い4636.11だった。
この日は、中国の先月の製造業の景況感指数が3年ぶりの低水準となったことを受け中国経済への先行き不安が再び広がり、日本やヨーロッパの株式相場が軒並み下落。ニューヨーク市場もその流れを受け取引開始直後から売りが相次いだ。さらに、アメリカの先月の製造業の景況指数も悪化したことでアメリカ経済への懸念も浮上し売りにつながった。また、この日は原油の先物相場が下落しエネルギー関連株も売られた。結局、優良株で構成するダウは全ての銘柄で値を下げ、ダウ平均株価は470ドル近く下落した。