NY株91ドル安 終値1万7598ドル
3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は中国、ギリシャの株式の下落や原油安を受けて売り注文が相次ぎ、ダウ平均株価は前週末比91ドル66セント安の1万7598ドル20セントで取引を終えた。またハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.9ポイント下げ、5115.38だった。
この日は、まずギリシャのアテネ証券取引所が5週間ぶりの取引再開となったが、総合指数が休場前と比べ20%以上下落したことを受け、売りが先行した。また、中国で製造業の活動を測る指数が低下したことを受け株式市場は続落。中国の景気減速への懸念が強まり原油の先物相場は大きく下落し、アメリカのエネルギー関連株が売られた。
一方、アメリカ国内でも製造業の景況感を示す指数が前月、市場予想ともに下回ったことから、市場関係者によると「投資家の間で輸出企業の業績への懸念が浮上している」という。結果、ダウ平均株価は90ドル以上値を下げて取引を終えている。