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NYダウ、6日続落 雇用統計控え警戒感

2015年8月7日 7:26
NYダウ、6日続落 雇用統計控え警戒感

 6日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は7日発表の雇用統計への警戒感などから値を下げ、6営業日連続で下落して取引を終えた。

 アメリカ労働省が6日に発表した新規失業保険の申請件数は27万件で、市場の予想よりもよい内容だった。しかし市場では、アメリカが9月に利上げをするかどうかの大きな判断材料となっている雇用統計が7日に発表されるのを控え、反応は限定的だった。また、雇用統計の発表前に処分して利益を確定させたいとの狙いから、これまで積極的に買われていたテクノロジー関係などの銘柄に売り注文が入った。さらに、原油先物相場が下落していることも株価を押し下げる要因となった。

 結局、6日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日の終値から120ドル72セント下げて、1万7419ドル75セントで取引を終えた。6営業日連続の下落。ハイテク株中心のナスダック総合指数は83.51ポイント下がり5056.44だった。