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NY株183ドル高 原油先物価格上昇受け

2016年2月4日 8:18
NY株183ドル高 原油先物価格上昇受け

 3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は原油の先物価格が大きく上昇したことからエネルギー関連株が買われ、ダウ平均株価は180ドル以上上昇して取引を終えた。

 3日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から183ドル12セント値を上げ、1万6336ドル66セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.71ポイント下げて4504.24だった。

 この日は1月の非製造業景況指数が市場予想を大きく下回り、アメリカの景気先行きへの懸念から円高が進み、1ドル117円台となった。これによりドル建てで取引される原油に割安感が生じたほか、産油国の会合にロシアが参加する用意があるとの情報が流れた。そのため原油の減産が進展するとの期待感から原油先物価格は1バレル32ドル台まで上昇。エネルギー関連株に買い注文が入り、株式相場を押し上げた。

 市場関係者によると「原油の減産に向けた観測で株価が左右される日が続くだろう」と話している。