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ホンハイ 契約違反時は違約金1000億円

2016年2月23日 12:26
ホンハイ 契約違反時は違約金1000億円

 シャープの買収交渉で、台湾のホンハイ精密工業は、契約に違反した場合、シャープに1000億円の違約金を支払うことで合意したことがわかった。

 シャープとホンハイをめぐっては2012年にもシャープへの出資で合意したが、その後の株価下落などを背景に破談となった経緯があり、シャープにはホンハイへの不信感もある。ホンハイは今回6500億円でシャープを買収する提案をしているが、関係者によると契約違反があった場合、1000億円の違約金を払うことに同意したという。関係者は、ホンハイはシャープの要求をほとんどのんだとしている。

 ホンハイはアップルのスマートフォンを受注生産しているが、シャープの液晶技術を得ることでスマホ市場での取引を拡大させる狙いもあるとみられる。シャープは24日にも取締役会でホンハイ支援を受け入れるか決定する。