シャープの買収を目指す台湾のホンハイ精密工業の郭台銘会長が来日し、ソフトバンクの孫正義社長と極秘で会談した。

　郭会長は１８日夜、極秘でソフトバンクの孫社長を訪ね、夕食を共にした。ホンハイはソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」を受注生産していて、支援策の決定が大詰めを迎えているシャープの再建についても、ソフトバンクに協力を求めているとみられる。

　シャープはホンハイの傘下に入ることを２０日か２４日の取締役会で決める見通しだが、政府系ファンドの産業革新機構による支援案を支持する取締役もいて、ギリギリの交渉が続いている。