経営再建中のシャープは３０日、台湾メーカー・ホンハイの会長と面会し、提示されている支援案などについての交渉を行った。

　台湾メーカー・ホンハイの郭会長は、３０日午後、シャープの本社を訪れ、約２時間半の滞在中にシャープの経営幹部と支援策などについて交渉を行った。ホンハイはシャープの再建に向け、６０００億円を超える金融支援を提示している。

　一方、政府系ファンドの「産業革新機構」も約３０００億円を出資し、液晶事業を切り離すことなどを条件とする支援案を提示している。

　シャープでは来月４日の決算会見で、高橋社長が今後の方針について説明する予定。