NYダウ18ドル高 9か月ぶりの高値水準
14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、早期の追加利上げの観測が遠のいたことや、好調な海外市場を受けて、前日から18ドルあまり値を上げて取引を終えた。ダウ平均株価は9か月ぶりの高値水準となっている。
14日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比18ドル15セント高の1万7926ドル43セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は1.53ポイント下げて4945.89だった。
この日はアトランタ連邦準備銀行の総裁が4月の追加利上げに反対することを明言。早期の利上げの観測が遠のいたことで、買いが優勢になった。さらに、中国市場やイギリス・ドイツなどのヨーロッパ市場で株価が上昇したことも市場を下支えし、ダウ平均株価は去年7月以来、9か月ぶりの高値をつけている。
市場関係者は「あす発表される消費者関連の経済指標と、17日に行われる産油国会議の行方によって、原油価格がどう動くかが株価に影響を与えるだろう」と話している。