地震で液状化…農業や生乳への被害も広がる
一連の地震による農地の液状化や道路の寸断などで、熊本県を中心に農業への被害も広がっている。農林水産省は九州農政局の調査員を被災地に派遣して農作物の被害状況を確認中。
熊本県が全国で収穫量1位のトマトは、実が落ちるなどの被害やビニールハウスでの液状化も報告されており、現在、詳しい調査を進めている。
また、生産量3位の生乳の出荷にも影響が出ている。阿蘇市の阿部牧場によると、停電や道路の寸断のため、17日までの2日で12トンの生乳を廃棄したという。18日は、出荷はできたものの設備などの不具合で普段の半分の量の生乳しか生産できないとしている。