ことし値上げされた食品 “最多”3万2396品目に
値上げの発表が続いたことし。食品の値上げは年間3万2000品目を超えました。
主要な食品メーカー195社がことし値上げした食品の数は、過去30年間で最も多い、3万2396品目だったと帝国データバンクが発表しました。
最も値上げが多かったのは2月で、冷凍食品やかまぼこなどの練り製品、菓子類などが多く値上がりしました。値上げの要因は、去年からの円安による原材料高に加え、電気、ガス、包装資材や物流費の高騰です。
帝国データバンクは、値上げを受けた買い控えで、ふたり以上の世帯では月3685円の食費が抑制されたとしています。
来年の値上げについては現段階では、ことしより6割少ないペースになっているということですが、賃上げの原資を確保するための値上げも進むとみています。