大手町“カルガモ親子”の一帯 再開発へ
カルガモの親子の姿が見られることで親しまれてきた三井物産本社の跡地一帯の再開発が始まる。
三井物産と三井不動産は、皇居に面した大手町の三井物産本社跡地一帯にオフィスや商業施設が入る2棟の大型の複合施設を建設する。国家戦略特区の事業として、外国企業誘致の拠点にもしたいとしている。
旧三井物産本社にはカルガモの親子が生息する人工池があり、皇居のお堀まで引っ越しする愛らしい姿が名物となっていたが、建て替えに伴い2013年に閉鎖されていた。
新しい複合施設は2020年に完成する予定。皇居に面した敷地には屋外イベントも行える緑地広場をつくり、鳥や昆虫が生息できる水辺も備える予定で、関係者は「カルガモも憩える場所にしたい」と話している。