NYダウ アジア、欧州の流れ受け小幅上昇
9日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、エネルギー関連株などが売られたもののアジアやヨーロッパの株式市場が好調な流れを受け、ダウ平均株価はわずかに値を上げて取引を終えた。
ダウ平均株価は前日終値比で3ドル76セント値を上げ1万8533ドル05セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は12.34ポイント上がり5225.48だった。
この日は主立った経済指標の発表がなく方向感に乏しい展開だったが、アジアやヨーロッパの株式市場が、前日に続いて好調だったことから買い注文が優勢だった。しかし、エネルギー省が8月のアメリカの産油量の見通しを上方修正したことから、エネルギー関連株などが売られ上げ幅は縮小した。
一方でナスダック総合指数は過去最高値を記録した。市場関係者は「ハイテク株に警戒していた投資家が決算内容などを見て買いに回っている」と話している。