来年度概算要求 総額101兆円台の見通し
来年度予算に対する各省庁からの概算要求が31日、締め切られる。総額は3年連続で100兆円を超え、101兆円台となる見通し。
来年度予算の概算要求では、厚生労働省の要求が、高齢化により年金や医療などの予算が増えたことで、過去最大規模の31兆1217億円に膨らんだ。このうち、子育て支援や働き方改革など政府の重要課題に取り組むための特別枠として、2167億円を要求している。
これに、他の省庁の予算要求や、国の借金返済にあたる「国債費」24兆6174億円を加えた概算要求の総額は、101兆円台にのぼる見通し。
100兆円を超えるのは3年連続。今後、子育て支援や働き方改革に予算を振り向けながら、医療や介護の負担見直しなどにどれだけ切り込めるかが、最大の課題となる。