ワタミ 焼き肉や居酒屋の料理価格“据え置き”発表
飲食事業を展開するワタミは、いまだコロナ前の水準まで売り上げが回復していない焼き肉や居酒屋の料理について、少なくとも来年4月までは値上げしないと発表しました。
ワタミ・渡辺美樹会長兼社長「居酒屋はコロナ前(に比べ)現在何の規制もない中で(売り上げが)57%です。このようにマーケットが縮んでいるものに関しては、価格を据え置きたいと」
ワタミが展開する飲食チェーンの売り上げは、コロナ前と比べて焼き肉店は80%、居酒屋は57%と、いまだ回復していません。
そんな中、居酒屋と焼き肉店では、少なくとも来年4月までは料理の価格を据え置き、客足の回復を待つ方針を示しました。ブランド食材の使用を減らすなどの工夫でコスト削減する一方、酒類についてはメーカーの値上げに合わせて価格を引き上げます。
また、現在は売り上げの64%を占める主力の宅食事業でも、宅配の弁当やミールキットなどを来年3月末までは値上げしないと発表しました。今年11月から、弁当代プラス150円で宅配時に利用者の健康状態などを確認するオプションを新設し、収益の増加をはかります。