日銀 金融緩和の強化策を決定
日本銀行は、21日午後、金融緩和を強化するための新しい枠組みを導入することを決めた。
日銀は、これまで3年半の政策を振り返り、現在行っている国債の買い入れと、マイナス金利政策の組みあわせは、デフレからの脱却に向けて効果があると総括した。そのうえで、金融緩和策を強化し、今後さらに柔軟に実行できるようにする新たな枠組みを決めた。
具体的には、買い入れる国債の平均残存期間の制限をやめ、柔軟に買い入れができるようにして、長期や短期の金利を操作する。また、こうした金融緩和策を物価の上昇率が安定的に年2%になるまで続けると約束することで、実際の物価の上昇を促すことも決めた。