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ホンダとヤマハ 二輪車生産・開発で提携へ

2016年10月5日 13:35
ホンダとヤマハ 二輪車生産・開発で提携へ

 二輪車で国内首位のホンダと2位のヤマハ発動機が、生産や開発で提携し、ライバル同士がタッグを組むことがわかった。

 ホンダとヤマハ発動機が生産で提携するのは、国内で販売している排気量が50CCの小型スクーター。関係者によると、ヤマハが現在、台湾で生産しているスクーターを、2018年をめどに、熊本県にあるホンダの工場での委託生産に移すという。また、両社は、宅配用の小型スクーターなどで、共同開発も進める。

 国内のオートバイ市場は縮小を続けていて、今年の年間の販売台数は日本自動車工業会調べで、ピーク時の1982年、約328万台に比べ約9分の1にまで減る見通しで、上位2社のライバル同士が手を組むことで、コストの削減や競争力を維持したい考え。

 両社は提携について、5日午後に正式発表することにしている。