出光と昭和シェル 経営統合を延期へ
石油元売り大手の出光興産と昭和シェル石油は、来年4月に予定していた経営統合を延期する方針を固めた。
ガソリンなどの需要が減る中、出光と昭和シェルは生き残りを図るため来年4月に経営統合することを予定していた。しかし今年6月、出光創業家の出光昭介・名誉会長が企業体質が違うことなどを理由に反対を表明した。
出光の経営陣は創業家の説得を模索してきたが、意見の隔たりが依然大きいため、出光と昭和シェルは来年4月に予定通り経営統合を行うことは難しいと判断し、延期の方針を固めたもの。両社は13日夕方に会見を開き、経緯などを説明することにしている。