世耕経産相“露の国民に恩恵感じてもらう”
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北方領土問題のカギとなる日本とロシアの経済協力をめぐり、世耕経産相がNNNの単独インタビューに応じ、経済協力プランにはロシア国民に恩恵を感じてもらう狙いがあるとの考えを示した。
日露両政府は18日、経済協力の具体的な進め方で合意。ロシア国民の健康寿命を延ばすことや住みやすい町づくりなど、ロシア国民のメリットを前面に打ち出した。
世耕経産相「ロシアの国民が、自分たちの生活がこんな風によくなってくんだということを実感してもらえるようなプロジェクトをやりたい。プーチン大統領自身もスピーチや部下への指示の中で、国民生活を一番重視されているような気がしますね」
ロシアでの日本の好感度を上げることで、長年の政治課題である北方領土問題を進展させたい思惑も見え隠れする。
世耕経産相「この協力プランがだんだん実を結んでくることによって、今度またさらに政治関係が安定化をしていく。政治と経済の好循環が日露間で起こることを私は強く期待しています」
来月のプーチン大統領訪日での具体的な成果を目指し、安倍首相は19日、訪問先のペルーでプーチン大統領と会談する。経済協力プランが安倍首相の後押しとなり事態は打開されるのか、日露関係は大きな山場を迎えつつある。