NYダウ7日続伸 史上初2万ドル突破目前
13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、石油大手・エクソンモービルのCEOが次期国務長官に指名されたことなどを受けて、110ドルあまり値を上げた。ダウ平均株価は史上初の2万ドル突破が目前に迫っている。
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日の終値から114ドル78セント値を上げ、1万9911ドル21セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も過去最高値を更新し、51.29ポイント上げて5463.83。
13日は、イタリアの大手銀行の経営再建策が好感され、ドイツやロンドンの市場が値を上げたことを受けて、ニューヨークでも買いが優勢で始まった。また、発表された経済指標が好調だったこと、石油大手・エクソンモービルのティラーソンCEOが次期国務長官に指名され、石油関連株が買われたことも市場を下支えしている。
結局、ダウ平均株価は7営業日連続で過去最高値を更新した。市場関係者は、「あすは、FRB(=連邦準備制度理事会)による1年ぶりの利上げよりも、予定されているトランプ次期大統領とアップル、フェイスブックなどIT企業経営者の会合の結果が株価を左右するのではないか」と話している。