米原発事業 東芝が新たに数千億円の損失か
経営再建中の東芝が、アメリカの原発事業で新たに数千億円規模の損失の計上を検討していることがわかった。
東芝ではアメリカの子会社ウェスチングハウスが去年、原子力関連の会社を買収したが、その会社の価値が当初の見込みより大幅に低くなったことがわかった。そのため東芝は今年度の決算で、巨額の損失の計上を検討していて、額は数千億円規模になる可能性がある。
原子力事業は、半導体事業と並んで東芝が主力と位置づける事業だが、昨年度の決算で2600億円の減損処理をしたばかり。不正会計問題からの改革をはかる東芝にとって、相次ぐ巨額損失の問題は経営に深刻な影響を及ぼしそうだ。