半導体事業で出資受け入れを検討 東芝
東芝が、主力の半導体事業を分社化して他社からの出資を受け入れることなどを検討していることがわかった。
経営再建中の東芝は、アメリカの原発事業で巨額の損失が発生する可能性が出ている。現在、損失額の確定を進めているが、数千億円の損失を計上することになれば、財務基盤の強化が必須となる。このため、稼ぎ頭である半導体事業を分社化し、そこに他の企業からの出資を受け入れ、財務基盤を強化することなどを検討している。
東芝は、スマートフォンなどの記憶媒体として使われる半導体、NAND型フラッシュメモリーでアメリカのウエスタンデジタル社と提携していて、世界で第2位のシェアを占めている。出資受け入れ先としてウエスタンデジタル社などが候補となっているとみられる。