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岩手県知事 経済同友会に震災支援の感謝状

2017年2月3日 18:36

 岩手県の達増知事は、経済同友会の小林喜光代表幹事を訪れ、東日本大震災後5年間にわたる専門高校などへの支援に対して感謝状を贈った。

 経済同友会は東日本大震災の後5年にわたり、岩手、宮城、福島の専門高校を中心に、支援を続けてきた。経済同友会に加盟する企業経営者らが音頭を取り、被災した農業や水産関連の専門高校に、実習に必要な機材を提供するなど、総額約22億円の寄付を行った。

 岩手県知事からは、同友会から贈られたフィッシュカッターでつくったサバの缶詰やみそ充てん機を使用したみそなどが贈呈された。

 同友会小林代表幹事は経済同友会は「専門高校を中心にこれから育つ若者を応援しようとやってきた。これで終わりでなく、ある意味地方創生の一環としても続けていきたい」と述べ、今後も企業経営者と被災地の間で仕事を創出するなど支援を続けていきたいとの思いを述べた。

 岩手県知事は、「震災前と同様、あるいは震災前より進んだ勉強ができる環境になっている」と感謝の気持ちを述べ、「被災地の子供たちが前よりも強く育ち、日本に貢献できるものを身につけられるような復興を果たしたい」との意気込みを語った。