経済産業省が情報管理の強化として、２７日から原則としてすべての執務室にカギをかける措置を始めたことについて、山本農水相は２８日、「閉鎖社会をつくるようなイメージなら検討が必要だ」と疑問を呈した。

　山本有二農水相「つまびらかにその経過、事情等について把握しているわけではないが、施錠して閉鎖社会をつくるようなイメージであるならば、もう少し検討を加える必要があるのかなと思っている」

　山本農水相はこのように述べ、情報管理のやり方としてカギをかける以外に方法があるなら考えるのも一つと、経産省が始めた全面的な施錠に疑問を呈した上で、農水省では導入しない考えを示した。

　一方、世耕経産相は２８日朝の会見で、カギをかけるのはセキュリティー強化のためで取材を制限する考えはないと改めて強調した。