植田和男氏「所信聴取」“共同声明”当面維持の考え、“異次元緩和策”出口戦略は…
次期日本銀行総裁候補の元日銀審議委員で、経済学者の植田和男氏が、国会での所信聴取に臨みました。
植田氏は政府の人事案提示後、初めて公の場に登場し、いまの金融緩和策は適切で継続の必要があるとの見解を示しました。
共立女子大学教授・植田和男氏「私が総裁に任命されたと致しますと、私に課せられる使命は、何か魔法のような特別な金融緩和政策を考えて実行するということではないのかなと」
また、アベノミクスのもと2013年に策定された「政府・日銀の共同声明」についても当面、維持する考えを示しました。その上で、いまの異次元金融緩和の出口戦略にも言及しました。
共立女子大学教授・植田和男氏「最大の目的は、持続的・安定的な2%の物価目標を達成するということでございます。したがいましてそれが達成された暁には、大量の国債の購入はやめるという判断になってくる」
植田氏への所信聴取は来週27日、参議院でも行われます。