東京電力の小早川社長は世耕経産相を訪れ、福島第二原発を廃炉とする方向で検討する方針を正式に伝えた。

東京電力ＨＤ、小早川社長「福島第二原発、全号機廃炉の方向で検討すると（福島県知事に）明言した。具体的にしっかりとさまざまな関係者のみなさまに説明し、諸課題を検討した上で会社として決定していきたい」

東京電力の小早川社長に対し世耕経産相は、廃炉の方向性を示したことを評価した上で、廃炉に向けた具体的な検討を進めるよう求めた。一方、小早川社長は福島第二原発の廃炉をいつ決定するかについて明らかにしなかった。

福島第一原発の廃炉作業も進む中、人材の確保が一番の課題になるということで、関係者と調整した上で、廃炉に向けた計画を立てていくとしている。