ガソリン平均価格 1リットル173円90銭 3週連続の値上がり
今週のレギュラーガソリンの全国平均価格は、3週連続の値上がりとなりました。
石油情報センターによりますと、20日時点の全国のレギュラーガソリンの平均価格は、先週に比べて2円70銭高い1リットルあたり173円90銭でした。3週連続の値上がりとなり、13年半ぶりの高値が続いています。
政府による石油元売り会社への補助金が1リットルあたり41円40銭出ていますが、ロシアによるウクライナ侵攻の影響や中国で新型コロナ規制が緩和され、経済活動が拡大したことなどによる原油価格の高騰分を吸収しきれませんでした。
政府は、23日から1リットルあたり40円50銭の補助金を投入しますが、石油情報センターは、来週のガソリン価格も値上がりすると予想しています。
政府は補助金を出す期間を9月までとしていますが、石油元売り会社の団体である石油連盟の杉森会長は22日の会見で、「40円まで膨らんだ補助金をいきなり止めることは適切ではない」などと述べ、補助金を止める場合には一定の時間をかけるなどの対応が必要だと強調しました。