警報聞き逃し?検査データ不正に思うこと
日本テレビ経済部の鰺坂圭司デスク(46)。駆け出しのころにはジュリアナのお立ち台ブームなどバブルに沸いたニッポンを取材。目の前で偶然、出くわした、地下鉄サリン事件の生中継も。日夜、激動する日本経済の取材の指揮に当たる一方、働きながら音楽大学で学び、現在はオーケストラの指揮者としても活動している
――注目しているニュースは?
9日に自動車メーカーが相次いで検査データに不正があったと発表しましたよね。これ本当にいっぱい起きていて、ちょっと慣れっこになっている感がありますが、ちゃんとひとつひとつ見ていかないといけないと思います。
例えば、昨日発表されたスズキでは、検査員が検査して、不備があるとモニターに警告が出て、さらにブザーも鳴って、それで知らせると。だけど、検査員は「モニターを見る余裕がなかった」や「警報も聞き逃した」と、こう言っているわけですね。
何のために検査しているんでしょう、ということになるわけです。これは監督責任がどうとか、緩んでるとか、そういうこと以前に私たちは何のためにこの作業をやっているんだろうと、もう一度根底から見直す必要があると思いますし、私も自分自身、仕事に置きかえて、他山の石としたいと思いますね。
【the SOCIAL guestより】