３日の米・ニューヨーク株式市場は、この日発表された経済指標が市場予想を上回ったことなどからダウ平均株価は５４ドルあまり値を上げ、過去最高値を更新した。

３日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比５４ドル４５セント高の２万６８２８ドル３９セント。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も２５．５４ポイント上げ８０２５．０９で取引を終えている。

この日はイタリアの財政懸念が和らぎ欧州市場が好調だったことを受け、取引開始直後は買いが優勢となった。さらに、朝方発表された雇用に関する経済指標が市場予想を上回ったことも株価を押し上げた。

一方、長期金利が午後になり急上昇したことで警戒感が広がり、高い配当の銘柄である公益事業や生活必需品といった銘柄で売りが広がった。

この日発表された雇用に関する指標が好調だったことで、５日に発表される９月の雇用統計に期待感が出ていると市場関係者は話している。