来年度予算案 初めて100兆円を超える
政府は来年度予算案の総額を101兆円程度とすることで調整している。当初予算で初めて100兆円を超えることになる。
来年度予算で歳出が増えた一番の要因は、来年の消費増税に向けた経済対策が2兆円規模にまで膨らんだこと。中小小売業を対象にしたキャッシュレス決済でのポイント還元に約3000億円、低所得者や2歳までの子育て世帯に向けたプレミアム付き商品券に約1700億円を充てる。
また、住宅の買い控えを防ぐための対策に約2000億円、公共事業に1兆円を超える額を計上する。社会保障費は、高齢化による「伸び」を今年度と同水準の、「5000億円を切る程度」に抑えるが、社会保障費と防衛費はいずれも過去最大を更新する見込み。
政府は来週21日に予算案を閣議決定する。