過去最低を更新 去年のビール類出荷量
去年のビール類の出荷量が過去最低を更新した。
ビール大手5社が発表した去年の「ビール」と「発泡酒」、「第3のビール」を合わせたビール類の出荷量は3億9390万ケースと前の年に比べて2.5%のマイナスとなった。14年連続で過去最低を更新している。
メーカー側は原因について、去年、業務用ビールを値上げした影響や、節約志向で価格の安いサワーなどに消費が流れているためとしている。
ジャンル別では、ビール、発泡酒は前年を下回ったが、価格の安い第3のビールのみ前年を上回った。
今年は消費税の増税を控え、財布のひもが固くなると予想しているビール各社は、低価格の「第3のビール」の新商品を相次いで発売予定で、市場の縮小に歯止めをかけたい考え。
ビール酒造組合は、今回を最後に出荷量の発表を終了するとしている。