パソナ 65歳以上を“新入社員”で採用へ
人材派遣大手のパソナグループは、企業などを定年退職した65歳以上の人を、4月から新たに新入社員として採用すると発表した。
採用の対象となるのはパソナ以外の企業を定年退職した人で、人事や広報など、それまでのキャリアを生かす専門職や、起業を目指しながらパソナのベンチャー事業に従事する職など、契約社員およそ80人を募集する。
フルタイムだけでなく、短時間勤務や週3日程度の勤務など、希望や条件に合わせた働き方にも対応し、原則定年は設けない。
少子高齢化が進む中、働く意欲のある高齢者を活用するとともに、人手不足を解消する狙い。
また、この制度を先進事例として確立し、本業である人材派遣業での高齢者の活用や、同様の制度の導入を考える企業へのコンサルティングなどへ広げたい考え。