バター輸入枠 来年度は50%以上UPへ
来年度のバターの輸入枠について、農林水産省は今年度より50%以上増やす方針を固めた。
関係者によると、農林水産省は来年度のバターの輸入枠について、今年度の1万3000トンより、7000トン多い2万トンにする方針を固めた。これは酪農家の廃業が相次いでいて、飼育される牛の頭数も減り、バターに使う生乳の生産量が減っているため。
また、去年、北海道で起きた地震の影響で一時的に流通量が落ちたことも影響しているという。
農林水産省は輸入枠を増やすことでバターが不足することを避けたい考えだが、長期的には子牛を輸入するなどして国内での生乳の生産量も上げる方針。