英国での自動車生産から撤退の方針 ホンダ
ホンダは2021年に、イギリスでの自動車生産から撤退する方針を発表した。
ホンダは、イギリスで唯一の工場である「スウィンドン工場」を2021年に閉鎖する方針であると発表した。この工場では、全世界に向けて「シビック」を生産しているが、そのうちのおよそ55%はアメリカ向けの輸出であるため、生産拠点をアメリカに移す。
また、イギリスのEU(=ヨーロッパ連合)離脱による影響について、八郷社長は、部品の調達が滞るなど多少、懸念があると述べた上で、4月には生産台数を減らすなど調整をしていく考えを示した。
イギリスでの自動車生産をめぐっては、日産がすでに予定していた新型車の生産計画をとりやめたほか、トヨタは「合意なき離脱となると、影響は避けられない」と警戒していて、今後も、日本企業による生産体制の見直しが検討される見込み。