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景気判断を3年ぶり下方修正 月例経済報告

2019年3月20日 17:54
景気判断を3年ぶり下方修正 月例経済報告

政府は3月の月例経済報告で、景気の判断を前の月に比べ下向きに修正した。政府が景気認識を下方修正するのは3年ぶり。

3月の月例経済報告で政府は、これまで「緩やかに回復」としてきた景気の総括判断に「このところ輸出や生産の一部に弱さもみられる」と付け加え、3年ぶりに下方修正した。

中国向けの輸出が落ち込み緩やかに増加、としていた生産がおおむね横ばいになったためとしている。

一方で個人消費と設備投資は増加が続いているため、景気が回復局面にあるという認識そのものは維持した。

政府は今回の下方修正で、戦後最長の景気回復が途切れたとは考えていないとしているが、専門家は「輸出の落ち込みなど、状況が厳しくなっていることは確かで、当面、景気が悪化する不安は残るだろう」としている。