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11月から牛乳が値上げ 「買い置きできないので…」 パン屋にも影響が…

2022年10月5日 23:12
11月から牛乳が値上げ 「買い置きできないので…」 パン屋にも影響が…

10月は値上げのピークとなりましたが、11月にも、さらに値上げが控えています。牛乳メーカー3社が11月から値上げすると発表し、影響が広がっています。
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ぐっと冷え込んだ5日、温かい食べ物が恋しくなった人も多いのではないでしょうか。東京・荒川区の「レストラン ラルジュ」では、コクのあるホワイトソースが特徴の熱々のグラタンや、クリーミーに仕上げたシチューを提供しています。

レストラン ラルジュ 坂田晃オーナーシェフ
「これからどんどん涼しくなって寒くなってきますので、シチューとかグラタンがいっぱいでてきますので、これからは牛乳が活躍するとき」

牛乳を使ったメニューを1年中提供するこのレストランでは、毎日4パックほど使っているといいます。メニューに欠かせない牛乳ですが、メーカー3社が「牛乳を11月から値上げする」と相次いで発表しています。

明治は「明治おいしい牛乳」など15品目を2.8%~5.5%、雪印メグミルクは「おいしい雪印メグミルク牛乳」など13品目を5.8%~9.6%、また、森永乳業は「森永のおいしい牛乳」など11品目を3.8%~10.2%と、乳牛のえさ代の高騰などを理由に、それぞれ11月出荷分から値上げすると発表しています。

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スーパーでも、牛乳の値上げに苦労しているといいます。

マルサン 常務取締役・齋藤元宏さん
「(牛乳は)お客様の支持の高い商品ですから、それを安くすればするほどお客さんには好まれますので、(値上げは)極めて厳しい状況だと思います」

このスーパーでは、牛乳は週2回、特売にしている目玉商品です。スーパーにはなくてはならない必需品だといいます。

買い物客からも、困惑の声が上がりました。

お客さん
「値上げしないでほしいなというのはあります」

この牛乳の値上げは、他の商品の値上げとは少し訳が違うようです。

お客さん
「牛乳は買い置きできないので」

お客さん
「買いだめできないよね。牛乳は賞味期限があるから」

開封していなくても賞味期限が1週間前後の牛乳はストックができず、「対策のしようがない」という声が聞かれました。

食品の値上げに関する情報をまとめる帝国データバンクの担当者も、「牛乳は買い置きしづらく、購入頻度も高いので、値上げの中でもインパクトが強い」と指摘します。

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町のパン屋さんも、牛乳の値上がりに頭を抱えています。100種類以上のパンに牛乳を使っているという、東京・品川区のコミネベーカリーでは…

コミネベーカリー 小嶺忠店長
「普段から1日5本ぐらい。5リットルぐらいは必ず使うものなので、正直痛いですね」

牛乳だけでもコストを抑えようとスーパーを回り、なるべく安いものを買い求めているといいます。さらに、パンを作る上では欠かせないイーストも11月から値上げされます。

コミネベーカリー 小嶺忠店長
「ダブルパンチどころか、(原材料が)3つも4つも上がっちゃっているので、同時に。首が回らないです」

今後、菓子パンなどの値上げはやむを得ないと話します。

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帝国データバンクによると、11月は他にもヨーグルトや乳児用の粉ミルクなど765品目の食品が値上がりする見通しで、さらに出費が膨らみそうです。