経団連と大学側 採用方式の多様化で一致
学生の就職活動について経団連と大学側が協議し、採用方式を通年採用など、多様化させる方針で一致した。
経団連・中西宏明会長「多様性ってことが非常に重要であって、いろんな意味での働き方を開拓していく仕組みってやつを一緒に検討していきましょうと」
現状、大学生は多くの時間を就職活動に費やしており、提言では「現行の採用日程に基づく実質3年の大学教育では不十分」としている。
その上で、経団連と大学側は採用活動について多様性をキーワードとして、専門分野での勉強や留学を経験した学生らに対し、卒業後でも採用選考の機会を設けるなど採用方式を多様化することで一致した。
また今後は、AIや先端技術など、より専門性の高いスキルを身につけた人材の採用、つまり「ジョブ型採用」と呼ばれる採用が増える見通しで、勉強と就職が結びつくように経団連と大学側が連携していく重要性を確認した。
この提言は政府の未来投資会議での議論に反映させる方針。