米“対中関税引き上げ”日商会頭が影響懸念
日商の三村会頭は、アメリカのトランプ大統領が中国製品に対する関税を10日に引き上げると表明していることを受けて、日本への影響に懸念を示した。
日商の三村会頭は、これまでのアメリカによる中国製品に対する関税引き上げで、すでに中国経済が減速していると指摘した上で、さらなる関税引き上げとなった場合の日本への影響に懸念を示した。
日本商工会議所・三村明夫会頭「中国の経済が減速すれば、一番影響するのは日本だということになってますからね。なんらかの妥結がなされて、関税の引き上げは延期されるというシナリオを強く希望していますけどね」
三村会頭はこう述べる一方、アメリカが中国に対して、「国営企業への補助金」や「技術の強制的な移転」をやめるよう求めていることは、「要求としては正しい」との見解を示した。その上で、今回、アメリカと中国の間でなんらかの妥協がなされて、「決着がつかなかった点については協議を継続する」という形になることを期待していると述べた。