日米貿易交渉 首脳会談を前に閣僚級協議
日米首脳会談を前に、貿易交渉の閣僚級の協議が行われた。焦点の自動車などの関税引き下げについては、立場が異なる日米双方の主張への理解が深まったという。
茂木経済再生担当相とライトハイザー通商代表の会談は、東京都内で約2時間半行われた。貿易交渉をめぐっては、先週行われた事務レベル協議で、焦点の自動車や農産品の関税引き下げについて両国の主張の隔たりが明らかになっていたが、会談では、双方の立場への理解が深まったという。
茂木経済再生担当相「それぞれの立場が完全に一致していることではないが、そのギャップを埋めていく。そのために実務者協議(開催)の可能性も含めて、さらにお互い努力していく」
27日に予定されている首脳会談で何らかの合意に至ることはないということだが、トランプ大統領は早期の合意を求めていて、今後、アメリカ側の圧力が高まることも予想される。