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「MOMO3号」開発支えた町工場の心意気

2019年5月30日 15:52
「MOMO3号」開発支えた町工場の心意気

打ち上げに成功したロケット「MOMO3号」。その特徴は「町工場の技術と部品」だ。ロケット開発を支えたのは、そんな町工場の心意気だった。

町工場の技術で作られた民間ロケット。そのコンセプトは低価格のロケットを実現することだ。そのためロケット製作に使用する機材は、どの町工場にもある加工機材。部品も誰もが簡単に作れる物を使用する。そんなロケットの胴体の一部は、ゴルフクラブやラケットの材料に使われる炭素繊維強化プラスチックだ。大田区の社員7人の小さな会社が作った。

型に巻き付けた炭素繊維強化プラスチックに圧力をかけて、胴体の形にしていく。この黒い部分がロケットの胴体になる。その厚さは、わずか1.5ミリほどだ。「炭素繊維強化プラスチック」は強度がありながら軽量だ。

その特性をいかして、この会社ではレーシングカーのボディーなどを作ってきた。最後の仕上げは職人の手作業だ。技術があれば最高の製品を作ることはできるのだ。

この会社とインターステラテクノロジズの出会いは3年前。「国際航空宇宙展」に出展していた時だった。

The MOT Company・済藤友明CEO「『自分たちはベンチャーで、ロケットを作って飛ばしたいので協力していただけますか?』と稲川さんの方から声掛けがあって、どうみてもお金もなさそうだったし、後から考えるとホリエモンのバックがあったとわかったけど、そんなの商売にならないと拒否するのは、モノ作りの会社としては間違っている」

そんな心意気が、ロケット開発を支えていたのだ。

【the SOCIAL viewより】

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