運賃払えばタダで自転車持ち込める近江鉄道
電車をもっと気軽に使って欲しいと、滋賀県の鉄道では自転車を持ち込める仕組みを導入している。どんな人が利用しているのだろうか。
自転車のまま乗車できるのは、滋賀県の近江鉄道だ。車内の一角には自転車を置くスペースがある。しかし、すいている時は、座席前に止めても大丈夫だ。
坂尻さんは、通院のためいつも利用している。
坂尻さん「自転車入っていいんですかって言ったら、いいですよって。こんないいのがあるんやと」
駅から病院までの大切な足だという。
運賃のみ払えば、自転車を持ち込むのはタダだ。平日は沿線に住む人、土日も部活動をする学生が利用する。修理した自転車を取りに行った人や、出張の移動で使っている人もいる。
サイクルトレインが導入されたのは17年前。当初は、車の排ガス削減や電車の利用促進のためだった。徐々に認知が広がり、バスやタクシーが頻繁に来ないこの沿線では、地元の生活に溶け込むようになった。
近江鉄道・北原翔さん「もっと鉄道、電車を身近に感じていただいて、気軽に移動手段として使っていただけるような、そんな鉄道にしていきたいです」
【the SOCIAL viewより】