円安影響…iPhone・iPadなど日本で値上げ
7月に入りさまざまなものが値上げされる中、アメリカのIT大手・アップルも円安の影響を受けて、1日からiPhoneやiPadなどを日本で値上げしました。
アップルの公式サイトによりますと、例えば9万8800円からだったSIMフリーのiPhone13は、販売価格が1万9000円上がり、11万7800円からとなっていて、最上位機種では4万円値上げした機種もあります。
アップルの関係者によりますと、値上げの理由は急激に進む円安ドル高の影響だということです。アップルは4月の決算会見で、ドル高によって収益に悪影響が出ていると指摘していました。
一方、1日からさまざまな食品も値上がりします。穴子やアスパラなど旬の食材をこだわりの油で揚げる、都内の老舗天ぷら店では…。
天寿ゞ・鈴木康夫さん「小麦粉とか油も値上がりしてます。(卸業者が)値上げの紙を持ってくるときに、申し訳ないって言うんだけど、申し訳ないなんて言わないでくれって。仕方がないんじゃないでしょうかね」
天ぷらに使う食材や油、小麦粉などの値上げが続いているといいます。
日清オイリオグループとJ-オイルミルズ、昭和産業は1日から食用油を、ニップンと日清製粉ウェルナは小麦粉を値上げします。
帝国データバンクによりますと、今年6月末までに発表された値上げされる品目は1万5000以上にのぼり、年内では、2万品目以上が値上げされる可能性が高いということです。