9日は関東などを中心に雨模様となりましたが、これから本格化するのが、梅雨シーズンです。今年は早い梅雨入りが予想される中、雨対策グッズの売れ行きが早くも好調です。また、実は雨の日がお得になるサービスもありました。

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9日、関東の広い範囲で降った冷たい雨。こうした雨のシーズンを乗り越えるため、都内の雑貨店では、例年より早く雨グッズコーナーを展開していました。

ロフト広報　長谷川梓さん
「こちらレインコーナーとなっています。4月に雨が多かったこともあり、例年より展開を早めています」

きらきらと、光の加減でその“表情”を変えるオーロラカラーの傘や、落ち着いた色味で、お花の形がアクセントのビニール傘などが人気です。去年4月と比べると、売れ行きは2倍ほどに伸びているといいます。

さらに今年は、気象庁によると、梅雨入りが平年よりも早い可能性があるということです。

長谷川さん
「梅雨入りが早いという予想も出ていますので、来週くらいから売り場展開を拡大していく予定」

東京では、10日以降も、くもりや雨の日が多く、早くも「梅雨のはしり」となっています。

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雨が降ると、気になるのが“湿気”です。家電量販店では、衣類乾燥機能を備えた除湿器が売れ始めているといいます。

ビックカメラ有楽町店・家電コーナー担当　古谷野歩さん
「部屋干しをした際に、除菌やにおいの抑制ができる機能がついています」

梅雨時になると、部屋干しをすることも増えますが、いやな臭いが悩みの種となりがちです。衣類乾燥機能付きの除湿器は、“部屋干し臭”をおさえ、洗濯物をカラッと乾かしてくれるということです。

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そして、雨の日のどんより感を吹き飛ばす、お得なサービスもありました。大手牛丼チェーンの松屋がやっているのは、「雨の日クーポン」です。

東京か大阪で、降水確率70％以上の日に、その日限りで発動される割引クーポン。雨が降っていない地域でも利用可能で、Twitterに表示されるクーポンを券売機にかざせば、「牛めし」は30円引き、「牛焼肉定食」なら70円引きで食べることができるんです。

松屋フーズホールディングス・広報担当　寺島慶子さん
「雨の日はお客様がなかなかご来店しづらい、外に出たくない、気分が落ち込みやすいというのがありますので、その中でも安く商品をご提供できればと」

円安などの影響で、松屋でも今月から一部メニューで値上げとなりましたが、定番の味をお得に楽しめます。

月に2回ほど来店
「知らなくて、今知りました」

ランチでよく来店
「今日、初めて聞きました。気が滅入るときもあるけど、そういうのがあれば、雨が降ってもちょっとうれしい」

雨の日の憂鬱（ゆううつ）な気持ちを“晴らしてくれそう”なこのサービス、テイクアウトでも使えるということです。