サンマ「国際会議」漁獲枠設定を再提案へ
不漁が続いているサンマの資源を守ることを目指す国際会議が東京で始まった。日本は、サンマをとる上限である漁獲枠の設定を改めて提案する方針。
北太平洋のサンマをめぐっては、中国や台湾が漁獲量を増やしていて、日本はこれまで2回、漁獲枠を導入することなどを提案してきた。これに対し中国は「科学的な根拠がない」などと反対してきたが、日本は今回、改めて漁獲枠の導入を提案する方針。
その背景には、今年4月、サンマの資源管理を協議する国際的な委員会がまとめた、サンマの資源量が減っているとする報告書に中国も同意したことがある。
このため、今回は中国の姿勢が変わるのではとの見方も出ているが、全体の漁獲枠を設定しても各国にどう割り振るかなど難しい問題もあり、難航が予想される。