太平洋クロマグロ 漁獲枠増を提案へ
太平洋クロマグロの資源管理をめぐり、水産庁は来月の国際会議に向けて漁獲枠を増やす提案をしたことを発表した。
太平洋クロマグロは資源量の減少が懸念されていて来月、漁獲枠を話し合う国際会議が開催される。
日本は太平洋クロマグロの資源量が近年回復傾向にあり、将来的にも資源が回復する見通しが立ったとして漁獲枠を増やしたい考え。
水産庁によると、日本は来月の会議に向け太平洋クロマグロの小型魚で10%、また大型魚で約20%の増枠を提案したという。資源への影響が大きい小型魚の増枠を少なく提案することで各国の理解を得たい考え。
ただ、去年も漁獲枠を増やす提案を行ったが「資源は回復途上にある」とするアメリカなどの反対で漁獲枠の拡大できず、今年の交渉も難航が予想される。