「電力需給ひっ迫注意報」継続 追加の供給対策で現状は改善傾向に
政府は30日も東京電力管内に「電力需給ひっ迫注意報」を発令しています。福島県にある火力発電所が設備トラブルで停止していましたが、正午過ぎに電力の供給が再開しました。
東電管内では30日も電力の余力を示す「予備率」が5%を下回る見通しから、政府は「電力需給ひっ迫注意報」を継続しています。午後3時から6時の時間帯に厳しい見通しが示されていますが、追加の供給対策により、現状は改善傾向にあるということです。
30日午前3時ごろに東電管内にも電力を供給している福島県の勿来火力発電所9号機で設備トラブルがおき、一時、運転を停止しましたが、午後0時半に最大出力の半分程度で運転を再開したということです。
また、停止中だった千葉県の姉崎火力発電所5号機も、午前10時45分に再稼働しました。これにより東電管内の予備率がおよそ1%改善すると見込まれ、厳しい電力需給の改善が期待されています。
経産省は、冷房などを活用して熱中症対策に注意しつつ、できる限りの節電を呼びかけています。