楽天“携帯本格参入”を先送り
楽天が携帯電話事業への本格参入の時期について、予定していた来月から先送りすることが明らかになった。
楽天は来月から利用者を東京23区などサービスエリア内の5000人にしぼった無料のプランを試験的に始める。
当初、楽天は、来月に本格参入することを予定し、今年度中に東京・名古屋・大阪を中心に3432カ所の基地局を整備する計画だった。しかしこの計画が大幅に遅れたことなどから本格的なサービス開始の時期を先送りし、限定的なサービスの開始にとどめたものとみられる。
一方ソフトバンクは、一定期間契約することを条件に料金を割引する「2年縛り」を今月12日までで廃止する。携帯大手では初めての試みとなり、今後、料金やサービスの競争が激化する見通し。