日産自動車は先月辞任した西川前社長の後任など経営の新体制を発表した。

日産自動車は８日の取締役会で、経営の新体制を決定した。先月辞任した西川前社長の後任には、日産の専務で中国との合弁会社の総裁である内田誠氏。また、最高執行責任者（＝ＣＯＯ）にはルノー出身で三菱自動車のＣＯＯを務めるアシュワニ・グプタ氏が就く。加えて、日産の専務である関潤氏を副ＣＯＯに据え、この３人で新体制を担っていくとした。

木村康取締役会議長「ある種の集団指導体制という形で、お互い切磋琢磨（せっさたくま）、お互い支え合いながらいくというのが、非常に透明性もあるし、公平な判断ができると理解した」

木村康取締役会議長はこう述べ、ゴーン前会長の逮捕から１年を前に、かつての独裁体制ではなく、「三頭体制」で経営指揮していくことを強調した。

３人は遅くとも来年１月１日付での発令を目指すという。